共創デザイン室Blog

共創デザイン室の最新情報をお届けします

8/30[火]産学共創プロジェクト成果発表会  HONDA×TUAD

産学共創プロジェクトはプロダクトデザイン学科が毎年企業からテーマをいただき現場の開発者やデザイナーとともにデザイン開発を行う授業です。 今年度は本田技術研究所様との取り組みとなりました。
実は、ホンダさんとは2005、2006、2008年度に続いての4回目の連携プロジェクトとなります。
自動車やバイクをはじめ、発電機からジェット機までを開発しているホンダさんですが、今回は耕運機や除雪機、発電機などの開発を行っている汎用R&Dセンターから多くの方々を招聘することとなりました。 今回の授業のテーマは「役に立つ道具を作る」。
授業の中で宮城県の被災地にボランティア活動にも参加し、実体験を通して何が必要かを見極めデザイン開発に取り組んでいます。 そして、前期の授業最終日にこれまで行ってきた成果を「やまがた藝術学舎」(山形市松見町)で発表しました。 このモデルは「Little Peter」という女性をターゲットにした、自動車と自動車の間など狭いところを除雪できる除雪機の提案です。
ボディのカラーや不使用時に雪をかき出す刃(オーガ)の部分を見えなくするための工夫がされています。
この提案はホンダさんから評価され、モデルを実際に制作いただくことができたものです。 学生の発表に対し、企業の開発担当者やデザイナーの方々から鋭い意見や質問、またプレゼンテーションスキルのアドバイスなどをいただくことができます。 共創デザイン室では、時にこのような学生と企業とが連携しての授業なども行われています。
運が良ければこのような授業風景を垣間見ることができるかもしれません。

仙台市内の中古マンション・リノベーションプロジェクトが始動

このたび、仙台の住宅メーカー・デザインホーム様と東北芸術工科大学が、仙台市内の中古マンションのリノベーション開発プロジェクトを始動させました。

少子高齢化や中心市街地の空洞化といった時代の流れにもかかわらず、一方では新築住宅の建設が進み、都市部では明らかに住宅の供給過剰が進んでいます。

今回のプロジェクトでは、仙台市中心部で今後増加するであろう中古マンションを対象にリノベーション活動を企画・展開し、こうした都市部の住環境問題に新たな提案をしていこうとするものです。

活動の様子はすでにデザインホームさんのブログ(http://blog.designhome.co.jp/tuad/)にて(しかも演出たっぷりの動画付きで!)紹介されていますのでぜひご覧ください。

山形県を紹介する映像を制作中

デザイン工学部映像学科では、山形県からの委託により、「山形県インターネット放送局・やまがたChannel 」に掲載するための映像を制作中です。
そのなかで、さる8月10日、制作されたシナリオを実際に撮影してみることで問題点などを確認するための「実践的シミュレーション」が行われ、その様子が報道機関に公開されましたのでご紹介します。

なお、このような映像を今後6本制作する予定で、今年の秋から順次やまがたChannel で公開されていきます。どうぞお楽しみに!

最初に映画監督の前田哲准教授からプロセス全体の確認の指示が出され、学生スタッフはそれぞれの配置にスタンバイします。
地元テレビ局各社からお集まりの報道陣。
学生スタッフは撮影をしている自分たちの姿を撮影されているという格好で、緊張感も高まります。
今回撮影した映像は、全国版の天気予報でいつも取り上げられない山形県が思い余ってある行動に出る….といった筋書き。
作業が一区切りして、インタビューを受ける学生。

イベント広場の愛称ロゴ・マークのデザイン

山形の一大イベント「山形花笠まつり」も終わりましたが、まだまだ暑い日が続いています。
さて、先日、山形市七日町の山形県JAビル隣にイベント広場「ぱ〜くぱ〜く」がお目見えいたしました。
この広場は、旧産業ビル跡地に完成したJA立体駐車場の竣工と同時に設置されたもの。
施設を管理する株式会社山形県JAビジネス様ではこの広場に愛称をつけて市民に親しんでもらおうと公募を実施。
その結果、愛称は「ぱあくぱあく」に決定。
この愛称にふさわしいロゴ・マークのデザインを本学に依頼されました。

ラッピングトラック夏まつりキャンペーン出発式

さる7月25日、山形の観光をPRするラッピングトラックの出発式が山形駅西口のイベント広場で行われました。

山形市が山形県トラック協会青年部と連携し、全国を走る11トントラック5台に山形の観光アイテムをラッピングすることで山形の認知度向上と観光PRをねらうもの。
テーマは、「山寺」「蔵王温泉スキー場」「さくらんぼ」「日本一の芋煮会フェスティバル」「山形花笠まつり」の5つ。本学グラフィックデザイン学科の学生と大学院生がデザインを担当いたしました。

当初、3月14日に出発式を予定していましたが、震災の影響により中止。このたび、山形花笠まつりをはじめとする夏まつりイベントを前に、改めて「ラッピングトラック夏まつりキャンペーン出発式」と題して誘客を推進するために行われました。

なお、制作過程や出発式当日の様子などはグラフィックデザイン学科のブログでも紹介していますのであわせてご覧ください。

企業様との打ち合わせの様子をご紹介

東北芸術工科大学 共創デザイン室は、オープン以来日々企業様との打ち合わせや見学者の方への産学連携事例の紹介を行っています。

左の写真は、地元の食品製造会社様との打ち合わせの様子。同社は国からの支援を受けて地域資源を活用した新たな高機能食品の開発に取り組んでおられます。


本学はこのプロジェクトにおいて市場調査とブランディングを担当。
市場調査においては商品のターゲットと販路、商品利用の想定シーン等を調査検討し、ブランディングにおいては、ターゲットに合わせた販売戦略を調査検討するとともに、ネーミング及びロゴタイプの開発、試作品パッケージデザインの提案等を行います。

この日は生産法人の方や製造会社、技術支援アドバイザー、大学教授、学生などプロジェクト関係者が集まり、試作品のテイスティングを行いました。共創デザイン室のスタッフも飛び入りし、初めての食感を体験しました。

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