CASE STUDY

公民館・美術館のリノベーション

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大講堂内観。木片編版構造によるアーチ屋根。

サロン。建設当初を参考に天井・壁の塗装色を選定。

市民ギャラリー。市民に貸し出し、展示、ワークショップなどを行える。

常設展示室。洋画家、故・杉村惇氏の作品が展示されている。照明計画などを展示室用に刷新した。

 

杉村惇美術館整備二期工事に伴う基本設計およびサイン計画提案

研究内容:
公民館・美術館のリノベーション
研究期間:
2014年4月〜2014年10月
委託元:
株式会社鈴木弘人設計事務所
研究者:

 プリントする

昭和26年に竣工された、市有形文化財でもある公民館を美術館として再生させるプロジェクト。地元塩竃にゆかりのある洋画家、故・杉村惇氏の作品を常設展示し、その他に市民ギャラリー、大講堂の活用(ワークショップ、音楽イベント)など、市民に幅広く活用してもらうことを念頭に、(株)鈴木弘人設計事務所と共同してリノベーション設計を行いました。木片編版構造、塩竃石の使用など、他には見られないこの建物の特徴を活かし、歴史を感じさせながらも新しい市民活動の場として活用されるよう設計を進めました。1階は公民館の機能を残しつつ施設のバリアフリー化を計り、2階は美術館として生まれ変わりました。また、改修にあたり、館内のサイン計画、照明計画も刷新しています。歴史ある建物の特徴を活かしつつ、これからも市民に愛される美術館を目指してデザインを行いました。