CASE STUDY

リノベーションプロジェクト『HOURAI』

  • 1

  • 2

  • 3

黒を基調とした浴室

曲線が特徴的な室内

 

コラボレーションデザインによる、地域文化と観光資源の創造

研究内容:
リノベーションプロジェクト『HOURAI』
研究期間:
委託元:
湯野浜温泉 亀や
研究者:

 プリントする

老舗旅館のリノベーションプロジェクト

山形県鶴岡市、海水浴場でも有名な湯野浜温泉の『亀や』は創業明治6年、かつては天皇皇后両陛下もご宿泊されたことのある由緒ある宿。その『亀や』の最上階フロアを新たに「差別化された特別フロア」として位置づけるリノベーション(既存の建物に大規模な改修工事を行い、性能や価値を高める)を手掛ける産学協同プロジェクト『HOURAI(ほうらい)』。 この産学共同プロジェクトは、『亀や』社長・阿部公和氏の「山形の新しい魅力を地元学生たちと一緒につくりあげてみたい」という熱い思いからスタートし、本学がプロジェクトの一員として参画することに。最上階にある大部屋(1111号室)を建築・環境デザイン学科竹内昌義教授、馬場正尊准教授が監修のもと、学生が主体となりデザインを手がけました。プロジェクトは2010年9月にスタートし、約半年後の2011年5月22日に完成。 “「HOURAI」を雲のような空間として、ふわふわしたものをつくろう”というコンセプトのもとデザインを実施。また、放射状に広がるデザインが特徴である「HOURAI」のロゴ・マークのデザインは、グラフィックデザイン学科中山ダイスケ教授と学生によるものです。 フロア全体のマネジメントは、数々の賞を受賞する若手建築家吉村靖孝氏が手掛けられ、学生たちにとっては第一線の建築家との貴重な共創プロジェクトとなりました。