CASE STUDY
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プリントする
山形県と連携し、デザイン思考イノベーション創出事業として伝統工芸「山形仏壇」の商品開発およびPR企画を、企画構想学科とプロダクトデザイン学科の2学科横断プロジェクトとして進めました。
需要が低迷している「山形仏壇」の新商品アイデアを、プロダクトデザイン学科と企画構想学科の学生18名が、各専攻の発想を活かして、新商品開発、CM内容も含めたプロモーション提案を企画しました。
考えられた企画は、木工や金具などを制作する各事業所を訪ね、取材を重ねながら仏壇の生産工程を学び、その特性や技術を応用したユニークなアイデアとなっています。
アイデアをまとめ、山形県職員や山形県仏壇商工業協同組合関係者へ向けて行われた最終プレゼンテーションで、企画構想学科はイメージした模型とその製品をPRし販路開拓につなげるべく、CM内容の提案も合わせて行いました。プロダクトデザイン学科のプレゼンテーションでは、新商品の精巧な試作品を用意し、その商品の使われる背景も含めた説明、有効活用されるシーンに関して提案しました。
モノや技術の特性を理解し、新しい生活のシーンに活用されるデザインを考えることが得意なプロダクトデザイン学科と、人を喜ばせる、感情に作用する企画を考えることが得意な企画構想学科の双方の提案が、関係者の方の刺激となり、学生たちも職人の現場を直に見ることで得られた体験が後の作品制作の糧になる、お互いに貴重な体験となるプロジェクトになりました。