共創デザイン室Blog

共創デザイン室の最新情報をお届けします

MOKU cafe presents TALK LIVE[Professional]Vol.3

6月26日(火)の夜、山形駅前通りの十字屋の近くにあるMOKU cafeを会場としたトークイベント「MOKU cafe presents TALK LIVE[Professional]Vol.3」に参加して来ました。 このイベントは、山形を舞台に様々な分野の第一線で活躍中の一流のProfessionalを招き開催されているもので、今回のゲストは本学の卒業生で寒河江の鏡畳店さんに勤める尾形航さんです。
鏡畳店さんは本学との産学連携活動に取り組まれたり、共創デザイン室主催セミナー「共創のテーブル」へご参加いただいたりしています。 トークでは、い草の名産地である熊本でのい草の収穫から加工までの映像やスライドショーも交えながら畳に対する熱い想いを語っていました。 MOKU cafeの中には手がけた作品が展示されていましたので、ご紹介します。
こちらは尾形さんご自身で巻いているという「畳ロール」を使用したベンチです。畳ロールとはロール状になった畳を連続的に並べたもので、新しい畳の使い方が感じられるものでした。 続きましては、芸工大在学時代に卒業研究で制作した椅子をバージョンアップしたものです。座っているのは尾形さんご本人です。
卒業研究で制作された椅子は本学のデザん哲学研究所の「TUAD卒業制作アーカイブ」にも登録されています。

トークイベント終了後、和紙を捩って畳風に編み込んだ小物置きとパンフレットをお土産にいただきました。 午後7時から9時までと長時間にわたったトークイベントでは、中国産の畳が現在約8割を占める畳業界で、純国産の畳を普及させるために取り組んでいるデザインによる新しい試みを聞かせていただきました。

県内で活躍する芸工大卒業生の活躍については、今後もこのブログでご紹介していきたいと思います。

セミナー「共創のテーブル」をヒントに新しいおみやげを開発

共創デザイン室で開催している産学連携セミナー「共創のテーブル」受講生で、現在朝日町情報交流推進員として活躍されている佐藤恒平さんが、このたび世界で唯一空気を祀る神社でお馴染みの「空気神社」をモチーフにした新しいおみやげを開発されましたのでご紹介します。

このたび開発されたのは、5メートル四方のステンレス板でつくられている空気神社を144分の1に縮小したミニチュアの「お守り」と、気泡緩衝材(プチプチ)をつぶすことによって気分をすっきりさせるリラクゼーショングッズ「空気神社のお願いプチプチ」の2種類。

空気神社のお守りは、地元のステンレス板加工メーカーと家具製造メーカーの2社からの全面的な協力を得て開発されたもの。約3.4cm四方の小さな木製の台座に鏡面仕上のアルミ板が取り付けられた携帯ストラップ仕様。
一方、「プチプチ」は愛知県のプチプチ製造メーカーからの協力により、同社の保有する商標「プチプチ」の使用の了解等を得て実現したものです。

佐藤さんは日頃、町の情報発信力を高めるためにご自身が考案したピーアールマスコット「桃色ウサヒ」の中の人となり、町民との交流やブロク・ツイッターなどを活用した情報発信に積極的に取り組まれています。
今回は、このゆるキャラが町の新しいおみやげのプロデュースを手がけたという話題性により、5月26日のNHK総合テレビでも特集として取り上げられています。

なお、「空気神社お守り」は6月2日より Asahi自然観売店にて購入いただけます。また、「お願いプチプチ」は販売していただける店舗を広く募集しているとのことです。 資料はこちらからダウンロードできます。 開発にあたっては、セミナー「共創のテーブル」に参加したことも大変役にたったとのコメントをいただきました。

グラフィックデザイン学科3・4年生合同企画展開催中

現在、本館7階ギャラリーでは、毎年恒例のグラフィックデザイン学科3・4年生合同企画展『GRAPHIC PRESENTATION 2012』が開催されています。

ここでは、ポスター、エディトリアル、広告など、学生たちが日頃課題として取り組んだ作品を数多く展示しています。また、課題のなかには、「東北のおみやげの提案」といった企画力も求められる課題もあり、本学のグラフィックデザイン領域についての考え方などについても感じていただける総合的な企画展示となっています。

会期は5月27日(日)までとなっております。一般市民の方をはじめ、パッケージデザインなどを検討中の企業関係者のみなさまも、ぜひこの機会にじっくりとご覧ください。

アメリカの家電見本市CES2012へ出展 Vol.5〜Final〜

いよいよ「アメリカの家電見本市CES2012へ出展」レポートもFinalです。

・1月11日〜日本帰国

この日の午後にはラスベガスからロサンゼルスへ移動となるため、午前中にベネチアン・ホテル内のハイエンドオーディオブースを見学しました。
こちらはパイオニアから出展されている高級オーディオブランド「TAD」のコーナーです。 カラーバリエーション豊富なアンプや500円硬貨サイズのDAC(デジタル-アナログ変換器)を販売する「Nuforce」のブースです。 お隣り韓国からも出展がありました。 Ayre社の「QA-9」です。 PCをソースとする製品が多く、これからの主流になっていくことを感じさせます。 下の写真はモノラルアンプです。これ一台でステレオの左右どちらか片方だけの音を出すわけです。つまり、左右両チャンネルを再生するには、この大きなアンプがもう一台必要となります。
鋳造アルミでしょうか、鉄の塊にしか見えません。サイズがとても大きく、これの他にも電源はまた別とか・・・。
ハイエンドのスケールに圧倒されます。 見学、試聴もするとあっと言う間に時間が過ぎてしまい、帰国のためロサンゼルスへと移動する時間となってしまいました。
帰りも同じく車での移動。ラスベガスを15時過ぎに出発しロサンゼルスに到着したのは21時過ぎでした。そのままホテルに1泊し、朝一番の飛行機で日本へと帰ってきました。
予定がみっちり入っていて観光する時間はあまりありませんでしたが、CESの設営から見学まで、出展者としてとても有意義な時間を過ごしました。観光・カジノは次回の楽しみにします。
最後になりますが、このような、ご機会をいただいたマルツエレック株式会社様とCQ出版株式会社様に深く感謝いたします。 デザインしたLV-1.0は最近、巷で噂の名刺サイズPC「Raspberry Pi」も日本初出展した「エレキジャック・フォーラム in Akihabara2012(2012/4/14)」でも出展を行うなど4月26日発売に向けて着実と進んでいます。
また、5月GW明けの一週間は、ここ共創デザイン室内に実機を持ち込み試聴できるようにします。

試聴オーディオセット
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  アンプ:LV-1.0
 ソース機:Mac、iPad
スピーカー:D-101aスワンa
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お聴ききになりたい音源をデータでお持ちになっていただければ、再生いたします。
多くのご来館をお待ちしております。

アメリカの家電見本市 CES 2012 へ出展 Vol.4

・1月10日 CESへpart1

出展からすでに3ヶ月過ぎていますが・・・まだ書きます。

10日から CES の開会です。今日はメイン会場に足を運びます。
出展者ということもあり、開場前に入場できました。
初めに訪れたのはカーオーディオ・一般オーディオのブースです。
カーオーディオブースではパイオニア、自動車メーカーからはメルセデスベンツなどが出展していました。 また、電気自動車関係の提案も見られました。
こちらは電気自動車のバッテリーへの給電システムの提案です。 CESの一番大きな会場となる Central Hall へ。
世界を代表するメーカーが一堂に展示されています。
ここで最初に訪れた LG のブースでは3Dメガネを渡され、小さな入口をくぐると・・・目の前には全面に張り巡らされた3Dテレビの映像が広がっていました。 サムスン電子は会場内で最大のブースを構え、タブレット端末や大型の有機ELテレビ等を展示していました。
写真は、タブレット端末を使い来場者の方の似顔絵を即興で描いている様子です。 様々なブースを巡った後、再びオーディオブースに戻り、カスタムイヤホンまで手掛ける Weston のブースへ。アーティストの生演奏をイヤホンで試聴できました。 会場の外では iPhone でコントロールするラジコンのデモンストレーションなども行われていました。 朝から夕方までメイン会場を早足で巡り、初日は終了です。会場が大きすぎて、ゆっくり見るには2〜3日は必要です。
明日はハイパフォーマンスブースに行きます。

今夜は LV-1.0 開発チームで夕食に出かけました。
お店を探しながら、ラスベガスの通りを散策です。
ラスベガスと言えば・・・ベラージオの噴水が有名ですね。ホテルの前にある大きな池で光と音楽に合わせて噴水が演出されました。
写真ではわかりづらいですが、結構な高さまで噴き上げられるこの演出は、15〜30分おきに見ることができます。 ベラージオの向かい側にはパリス・ホテルがあります。
こちらはフランス・パリをテーマにしたホテルで、エッフェル塔と凱旋門があります。ラスベガスは各ホテルそれぞれにテーマがあり、ホテル散策をするだけでも楽しいです。 今夜は Paris・Hotel の1Fにある Sugar Factory でいただきました。
名前から甘いものが多いかと思いましたが、様々な料理があり、口に合う味付けで美味しかったです。
次回はいよいよ Final Report となります。

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デザインを手がけた LV-1.0 オーディオアンプキットが4月26日に限定100台で発売となりました。ただ今、予約受付中です。
https://www.linkman.jp/audio/
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アメリカの家電見本市CES2012へ出展 Vol.3

夕食では出展企業から LV-1.0 開発者チームの歓迎会を開いていただきました。
メインディッシュは厚み3センチはあるステーキです。日本のステーキとは食らいつくという表現が合っている歯ごたえ、ボリューム満点の美味しいステーキでした。 夕食を終え、午前1時頃にようやく準備が完了。
視聴ルームにセットされたスピーカーはREVEL AUDIO製 Altima Salon2 というスピーカーです。2本で300万円を超える高価なスピーカーを自分デザインしたアンプで鳴らすことができるということは、まさに至福のひとときです。
ハイエンド・オーディオは耳の肥えた人が来場されるので、音と雰囲気作りがもっとも重要です。ちなみに、試聴のための音楽は伺った話ではマイケル・ジャクソンの曲を流すと自然と人が入ってくるそうです。 そして、あっという間に時間が過ぎ夕方に・・・。
作業が落ち着いてきたところで1時間自由行動ができる時間がとれたので、 THE FORUM SHOPS というショッピングモールへ買い物に出かけてきました。お店の中には沢山の店舗が並んでいましたが、外観を見ると店舗という感じがしませんよね。
しばらく間が空いてしまいましたが、アメリカ・ラスベガスでの CES2011 出展のレポートを再開いたします。

・1月9日 展示準備
今日は1日かけて、会場設営です。
ハイパフォーマンス・オーディオ部門は大きな展示会場で展示するのではなく、ホテルのスイートルームを使用します。普段「展示」というと大きなスペースを想像しますので、ホテルの一室で行うことにはちょっと驚きました。
下の写真は設営前の部屋の様子です。こちらを試聴ルームとして使用し、商談は別室で行います。 車からホテルへ荷物搬入です。駐車場からホテルまで4、5回往復して荷物を搬入します。出展関係者が一斉にエレベーターを利用するため、なかなか乗り合わせが難しく、やっとのことで作業開始です。
さて、明日はいよいよ CES2012 の開会です。
次回につづく・・・。

アメリカの家電見本市CES2012へ出展 Vol.2

・1月8日 アメリカの台地に立つ! CES2012への出展のため、全行程4泊6日のアメリカ旅行に行ってきました。
出展の様子を1日ごとに紹介していこうと思います。

1月8日午前 成田空港まで移動。移動はJR〜京成スカイライナーで。
12時10分 成田空港に早々到着。
15時30分 成田空港からロサンゼルス空港に移動です。飛行時間は10時間15分です。 機内食です。
機内食は計3回出て、お腹いっぱいです。 現地時刻1月8日、8時45分にロサンゼルス空港に到着です。
時差のため日本より17時間遅いので、同じ日が2日間続いている状態です。
機内であまり寝ていないので少々時差ボケ気味です。
さて、ラスベガスまではインターナショナル・レクティファイアー社の現地の方と合流し、レンタカーを借りて移動です。
いざ、道を走ると国産(日本)メーカーの車が多く走っています。
不思議と海外で日本のものを見ると少し気分が落ち着きます。 21時30分 走ること5時間、砂漠のど真ん中に突如として電飾で彩られた街が現れました。ラスベガスに到着です。
長時間のドライブでしたが、砂漠をひたすら車で走る貴重な体験をしました。
※この画像は大通りではないので、少々暗いです。

24時00分 遅めの夕食を取り、ホテルにチェックインしました。

明日はCES2012に向けて準備です。
次回につづく・・・。

アメリカの家電見本市CES2012へ出展 Vol.1

今年、最初のブログネタは山形県以外の企業とのデザインコラボ、そして海を越えての展示発表について。

このたび共創デザイン室事務局スタッフ堀内は、電子工学専門誌「トランジスタ技術」編集部と福井に本社を置く、「Linkman株式会社」共同企画のUSBオーディオ・アンプ・キット「LV-1.0」の開発に参画し、本体筐体設計、リモコン、OLED表示画面、PCソフトウェアのデザインを担当しました。

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