共創デザイン室Blog

共創デザイン室の最新情報をお届けします

国見小学校校章・ロゴのデザイン

ここ国見町ではこの春に町内5つの小学校を統合し、「国見町立国見小学校」が開校することになりました(校舎は現在の藤田小学校を使用)。
共創デザイン室では、新しい学校のスタートに向けて校章及び校名ロゴのデザイン提案を実施し、このたび地元の関係者の方々にも紹介されました。
福島県国見町は福島県の最北端に位置し、鎌倉幕府による奥州征伐軍を防ぐために奥州藤原氏が築いた「阿津賀志山防塁」(国指定史跡)が町内を横断。今日では東北自動車道・国道4号・東北本線が集中して通る交通の要所です。 デザインを担当したのは共創デザイン室主幹研究員の坂東慶一准教授。
校章デザインには稲穂、若葉、サクラ等、伝統的な校章の意匠モチーフを取り入れています。古来より植物柄や唐草模様には、生命力や躍動感、重力に逆らって上へ伸びる力強さの象徴という意味があります。加えて文字を含め全ての要素を有機的な線にすることで、全体の統一感と秩序を整えています。
現在、京都・西陣で校旗の制作が進んでおり、別途制作が進んでいる校歌とともに、4月の入学式において児童や町民のみなさんにお披露目される予定です。 国見町のシンボル、桃の花のように「しなやかで強く育ってほしい」という願いを込めてデザインしました。
今回は表札を含めた展開もあり、オリジナルの活字(タイポグラフィ)をすべての箇所に設置します。
(坂東研究員)

Category



Twitter