『Meet My Project 2012 Paris』
2012.10.12
プロダクトデザイン学科の上原勲准教授が、パリで開催された「Meet Project 2012 Paris」に出展されました。その様子をご紹介いたします。
『Meet My Project』はデザイナーと企業、製造メーカーを結ぶ新しいスタイルの展覧会です。主催者はパリ在住のイタリア人デザイナーFrancesco Pirrello(フランチェスコ・ピレロ)氏。多くの製造業やマスコミ、アートディレクターや企業を招待し、新たなデザインネットワークを構築することを目的として、2010年にパリでスタートしました。
年2回の開催で、9回目となる今回の展示会は、インテリア&デザイン関連の見本市『メゾン エ オブジェ』と開催を同じくして、パリのGaleries LafayetteグループのBHV Department Store にて開催されました。会場デザインは、フィリップ・スタルクとともに多くのプロジェクトに参画し、工業デザインやインテリア、家具などを手掛ける今注目の女性デザイナーMatali Crasset(マタリ・クラッセ)が担当しています。
会場の様子です。
■この展覧会の特徴のひとつは、出展デザイナーを少人数に抑えていることです。それによって、デザイナーはメディアや製造者と密接なコミュニケーションがとることができ、見る人は製品を間近に、よりリアルに感じることができます。
写真の様子からも、デザイナーと来場者が積極的にコミュニケーションを図っている様子が伺えます。今回出展した『Y-RE:C』もとても良い反応をいただきました。
今回、上原准教授が出品された作品は、産学連携活動によって生まれたものです。
■『Y-RE:C』(ワイ・レック)
自動車のリサイクルパーツを使用したデザイン提案。
廃車になった自動車のハンドルを座面、シートベルトを座面カバー、エアバックをクッションとして活用した「スツール(背もたれのない椅子)」を開発。工具なしで一人で組み立てることが可能。株式会社山形県自動車販売店リサイクルセンター及びNPO法人山形県自動車公益センターと連携により開発を行いました。 サイトはこちらになります。
http://www.meetmyproject.com/

岩手県大槌町での、産学共創プロジェクトによる展示会をご案内します。
吉村美栄子山形県知事が代表をつとめる「やまがた元気プロジェクト実行委員会」では、『復興のための祈りと祭り』をテーマに、山形が誇る日本一の「さくらんぼ」で全国に元気を発信することを目的に、この週末(6月23日(土)、24日(日)の2日間)に「日本一『さくらんぼ』祭り」を開催いたします。
先日すでにご紹介しております仙台銀行さんがこのたび導入した移動型店舗「どこでも窓口」について実車の画像を入手いたしましたのでご紹介いたします。
後ろの広い階段は窓口への入口となります。お買い物ついでに気軽に預金の出し入れや為替、公共料金のお支払いなどができます。
仙台銀行は先月、きらやか銀行とともに、東日本大震災により1年間延期していた経営統合に最終合意したことを発表しました。
仙台銀行さんでは、先の東日本大震災をうけて、津波被災地や店舗移転統合した地域の方々の利便性を確保するため、本日5月23日(水)より南三陸町・石巻市雄勝で移動店舗による巡回営業を開始します。
名称のコンセプトは、
山形県内の情報をわかりやすくリアルタイムに発信するため、山形県広報室ではインターネットの映像配信サイトを活用したインターネット放送局「やまがたChannel」を開局して4年目を迎えます(平成21年11月開局)。
映像制作を担当するのは、デザイン工学部映像学科2年生約60名。1チーム6名で合計10チームを編成し、インターネットで山形を紹介するための映像を6本制作する予定です。
2010年12月24日の記事『お菓子パッケージのリニューアルプロジェクト』にて一度ご紹介しましたが、美術科総合美術コースが取り組んだ日本製乳さんの『ミルクチップ』の新パッケージがいよいよ発売となります。
東日本大震災から1年。本日は、ちょうどそのときに進行していた産学連携プロジェクトについてご紹介します。
今回のプロジェクトは、この内部に祀られている薬師如来像の頭上をとり囲む装飾窓や建物の壁面窓などに、自動車の窓ガラスの中間膜を再利用した新開発の絵具を用いて装飾を施すもの。
薬師像の頭上にあたる天井部分を六角に囲む装飾窓が設けられており、ここに高さ約1mのステンドグラス風の絵画を12枚設置します。薬師如来を取り囲む「12神将」を「12の干支」に置き換えて表現したものを日本画専攻の学生たちに制作してもらいました。
ちょうど1年前の3月11日には、調整作業のために学生たちが現場入りしていました。幸い事故やケガなどはなかったものの、宿泊場所の確保などで、ご住職はじめ清福寺のみなさまに大変お世話になりました。
卒業制作展からのつづき→Vol.2はこちら
プレゼン終了後、各自作品の前で個別に説明を行いました。話を聞き付けた多くの社員の方々も会場に集まり、興味深くご覧いただきました。
こうして最終プレゼンテーションも大盛況のうちに産学共創プロジェクトの全行程が終了いたしました。今回は、1年間という長期に亘る産学連携プロジェクトのため、途中さまざまな不安もありましたが、開発担当者の方々と学生が合同ゼミや個別に連絡を取り合うなかで、おたがい密に接することで深い親交が生れ、地元企業とのこれまでになかった新しい連携の可能性を垣間見ることができました。



