共創デザイン室Blog

共創デザイン室の最新情報をお届けします

産学共創プロジェクト〜卒業研究〜Vol.2

≪卒業研究前期≫からのつづき→Vol.1はこちら

≪卒業研究後期≫
・9月〜2012年1月―合同ゼミ&作品制作―
夏休み明けの10月より隔週で、ゼミ形式で開発担当者の方々に出講していただき、担当者の方々との意見交換・技術レクチャーを受けながら開発を進めていきました。 11月に各自テーマが決定し、卒業制作展に向けて本格的な制作に突入しました。12〜1月になるとほぼ毎週出講していただき、卒業制作の追い込みをかけていました。卒業制作展の直前では夜遅くまで共同で制作に励んでいました。 ・2月―卒業制作展―
卒業制作展でいよいよ一年の成果をお披露目です。
メカトロの技術と家具の要素が融合した「メカトロ×ファニチャー」は、距離センサーを搭載したドレッサーで、鏡に触れずに内蔵されている棚を自動開閉できます。ほかにも「光療法を取り入れた有機ELの照明」、「球体の変形により動きが生まれる無線操縦玩具」など7案を展示しました。 1.「メカトロ×ファニチャー」

2.「光療法を取り入れた有機ELの照明」
3、「球体の変形により動きが生まれる無線操縦玩具」

Vol.2はここまで・・・次回はいよいよFinalです。

産学共創プロジェクト〜卒業研究〜Vol.1

プロダクトデザイン学科の片上義則ゼミ及び上原勲ゼミの有志7名が、東北パイオニア株式会社様との連携により「20XX年の未来の製品のデザイン開発」をテーマに、同社の持つ様々な技術を活かしどのような製品開発が可能か、若手開発担当者の方々と二人三脚で検討し、1年間をかけて卒業研究テーマとして取り組んできました。このたび、それぞれのメンバーが新ジャンルを開拓するデザイン開発を行い、卒業制作展(2/14〜2/19)で発表を行いました。産学共創プロジェクトはこれまで主に3年生を対象とした授業(製品デザイン演習・半期科目)で行ってきており、卒業研究での産学連携の取り組みは、今回が初の試みとなりました。
1年間のまとめとしてプロジェクトの流れをご紹介いたします。
≪卒業研究前期≫
・2011年5月中旬〜下旬―企業説明会&工場見学―
産学プロジェクトのキックオフとして社員の方々をお招きして、企業説明や製品、開発技術のレクチャーを受けました。その中では、同社が独自に開発したHVT(Horizontal-Vertical Transforming)方式のスピーカーを使用したデモ演奏も行われました。その後、実際に製造現場である工場を見学。天童本社・米沢事業所にて有機ELやメカトロ製造ライン等を見学させていただきました。

・6月〜8月―コンセプト・アイデア展開&報告会―
学生によるメカトロ・有機EL・スピーカーの三部門の技術を活かしたデザイン開発のコンセプト・アイデア展開を行い、7・8月に1回ずつ学生から社員の方々に進捗状況を報告する報告会を行いました。 Vol.1はここまで・・・.Vol.2へつづく。

国見小学校校章・ロゴのデザイン

ここ国見町ではこの春に町内5つの小学校を統合し、「国見町立国見小学校」が開校することになりました(校舎は現在の藤田小学校を使用)。
共創デザイン室では、新しい学校のスタートに向けて校章及び校名ロゴのデザイン提案を実施し、このたび地元の関係者の方々にも紹介されました。
福島県国見町は福島県の最北端に位置し、鎌倉幕府による奥州征伐軍を防ぐために奥州藤原氏が築いた「阿津賀志山防塁」(国指定史跡)が町内を横断。今日では東北自動車道・国道4号・東北本線が集中して通る交通の要所です。 デザインを担当したのは共創デザイン室主幹研究員の坂東慶一准教授。
校章デザインには稲穂、若葉、サクラ等、伝統的な校章の意匠モチーフを取り入れています。古来より植物柄や唐草模様には、生命力や躍動感、重力に逆らって上へ伸びる力強さの象徴という意味があります。加えて文字を含め全ての要素を有機的な線にすることで、全体の統一感と秩序を整えています。
現在、京都・西陣で校旗の制作が進んでおり、別途制作が進んでいる校歌とともに、4月の入学式において児童や町民のみなさんにお披露目される予定です。 国見町のシンボル、桃の花のように「しなやかで強く育ってほしい」という願いを込めてデザインしました。
今回は表札を含めた展開もあり、オリジナルの活字(タイポグラフィ)をすべての箇所に設置します。
(坂東研究員)

花火文化振興プロジェクトin蔵王温泉

これまで何回かご紹介している企画構想学科、田中ゼミと安藤煙火店さんとのコラボ企画の成果の一つである、「雪と炎の饗宴/蔵王名物花火」が2月4日(土)に蔵王温泉スキー場、上の台ゲレンデで開催されました。
当日は、午後6時過ぎに重たい雪の降りしきる中やまがた藝術学舎を出発。標高が上がるにつれて雪質も変化し、蔵王温泉の手前ではほとんど吹雪の状態。道路標識はマイナス5℃を指していました。山形市内は除雪が不十分でガタガタのところが多いですが、意外にも蔵王は道路が平らで運転し易かったです。
花火は20時25分頃から打ち上げ開始。
ゲレンデはあいにくの吹雪に加え、上空にはガスが立ち込めている状態。そのため、高く打ち上げられた花火は時にガスの中でフラッシュのように光るだけになってしまう結果に。楽しみにしていた、蔵王名物花火の「玉こんにゃく」「温泉マーク」「樹氷」は残念ながら見ることができませんでした。

子宮頸がん予防教育プログラム・シンボルマークのデザイン

今回ご紹介するのは、本学でも比較的珍しい「学学連携(他大学との連携)」型のプロジェクト。
山形県立保健医療大学(山形市)では「地域や学校の共働による高校生のための子宮頸がん予防教育プログラムの開発」研究プロジェクト(担当:看護学科助教志田先生)が進行中。このたび、子宮頸がん予防に対する高校生の意識調査を行うこととなり、調査ツール等のデザインを本学が受託することとなりました。

デザインは、グラフィックデザイン学科の澤口専任講師が担当。次のアイテムのデザイン提案を実施しました。

1 研究プロジェクトのシンボルマーク
2 高校生に対する意識調査のための質問票
3 通信用封筒 2種類(角2、長3)

シンボルマークや質問票の表紙は、調査の対象となる女子高校生を想定して親しみのある色を基調に。また、場合によってはモノクロ使用をすることを想定した配色も作成。

産学共創プロジェクト成果発表会  朝日相扶製作所×TUAD

昨日

蔵王クランドアニマーレ×企画構想学科2年 最終プレゼン

中間プレゼンから1ヶ月が経ち、チームごとに前回蔵王クランドアニマーレさんからいただいた意見・反省点を踏まえ、予算や人員等をより具体的に提案。企画ももちろん面白いものが目白押し。企画のネーミングがペットを意識したものもあり、聞いてすぐに覚えられるといったアイデアに感心しました。
プレゼンした企画は実現する可能性がある?かどうか、これからが楽しみです。

お菓子パッケージのリニューアルプロジェクト

芸術学部総合美術コースは、開設3年目の今年度、積極的に地域企業や団体との連携活動を授業に取り入れてきました。
先日は、高畠町の日本製乳株式会社様とともに取り組んできたお菓子パッケージのリニューアルプロジェクトの打ち合わせが行われましたのでレポートいたします。

この日は、日本製乳から営業担当部長さんが総合美術コースを訪れ、かねてから3年生が取り組んできた10数点のデザイン提案の中から、このたびようやく商品化のめどが立ったとのご報告をいただきました。 今回発表される予定なのは、山形の皆さんならお馴染みの『おしどりミルクケーキ』の姉妹商品である『ミルクチップ』です。学生からの提案をベースに社内の担当者、包材メーカーさんそして学生を指導してきた教員などで調整を重ねてきました。 現在、最終調整作業が進行しており、年明け1月にも新しいパッケージによる「ミルクチップ」が県内各地の土産店などにお目見えする予定とのことです。 デザインを委託された日本製乳さんにとって、芸工大と連携することはもちろん初めて。本来ならばデザイン系の領域とストレートに連携することも考えられましたが、あえて「美術」のコースと連携することにより、より多様な発想や表現に触れることができたと評価されていました。

蔵王クランドアニマーレ×企画構想学科2年 中間プレゼン

昨日(12/20)、企画構造学科 2年生授業で蔵王温泉地にあるペット同伴可能な宿泊施設が集まった「蔵王クランドアニマーレ」さんへの中間プレゼンテーションが行われました。 前回ご紹介した安藤煙火店さんとのプロジェクトでもご紹介しましたが、企画構想学科の学生のプレゼンテーション力の高さには関心されます。
本日の意見などをもとに、1月の最終プレゼンではさらに内容の濃い企画の提案が聞けることを楽しみにしています。 企画構想学科2年生が10チームに分かれ、四季を通じて楽しむことができ山形を代表する観光スポット「蔵王」において、人とペットがともに楽しめる観光プランを企画。今回は中間発表ということで、ホテル経営者の方々に大学にお越しいただき、提案に対する質疑応答や意見聴取を実施。自身の提案とクライアントの希望との差異について確認し、最終プレゼンテーションに向けて提案を仕上げていくための重要なプロセスとなります。

現地調査@大江町

今日は少しだけ遠出をしてきました。

山形市からクルマで約1時間ほどに位置する大江町に向い、某地区の方々からご相談を受けていた案件に関しての現地調査および地元の代表者の方々とのファーストコンタクトを行ってきました。

現地へは、建築・環境デザイン学科でランドスケープやまちづくりを研究している教員にも同行してもらい、地域の方々のご要望に対する解決策についていろいろと情報交換してきました。

詳しくは、案件がもう少し具体化してから改めてご紹介する機会を設けたいと思いますので、本日はその様子の一部のみご紹介します。

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