産学共創プロジェクト〜卒業研究〜Vol.2
2012.03.07
≪卒業研究前期≫からのつづき→Vol.1はこちら≪卒業研究後期≫
・9月〜2012年1月―合同ゼミ&作品制作―
夏休み明けの10月より隔週で、ゼミ形式で開発担当者の方々に出講していただき、担当者の方々との意見交換・技術レクチャーを受けながら開発を進めていきました。
11月に各自テーマが決定し、卒業制作展に向けて本格的な制作に突入しました。12〜1月になるとほぼ毎週出講していただき、卒業制作の追い込みをかけていました。卒業制作展の直前では夜遅くまで共同で制作に励んでいました。
・2月―卒業制作展―卒業制作展でいよいよ一年の成果をお披露目です。
メカトロの技術と家具の要素が融合した「メカトロ×ファニチャー」は、距離センサーを搭載したドレッサーで、鏡に触れずに内蔵されている棚を自動開閉できます。ほかにも「光療法を取り入れた有機ELの照明」、「球体の変形により動きが生まれる無線操縦玩具」など7案を展示しました。
1.「メカトロ×ファニチャー」
2.「光療法を取り入れた有機ELの照明」3、「球体の変形により動きが生まれる無線操縦玩具」
Vol.2はここまで・・・次回はいよいよFinalです。

プロダクトデザイン学科の片上義則ゼミ及び上原勲ゼミの有志7名が、東北パイオニア株式会社様との連携により「20XX年の未来の製品のデザイン開発」をテーマに、同社の持つ様々な技術を活かしどのような製品開発が可能か、若手開発担当者の方々と二人三脚で検討し、1年間をかけて卒業研究テーマとして取り組んできました。このたび、それぞれのメンバーが新ジャンルを開拓するデザイン開発を行い、卒業制作展(2/14〜2/19)で発表を行いました。産学共創プロジェクトはこれまで主に3年生を対象とした授業(製品デザイン演習・半期科目)で行ってきており、卒業研究での産学連携の取り組みは、今回が初の試みとなりました。
・6月〜8月―コンセプト・アイデア展開&報告会―
国見町のシンボル、桃の花のように「しなやかで強く育ってほしい」という願いを込めてデザインしました。
これまで何回かご紹介している企画構想学科、田中ゼミと安藤煙火店さんとのコラボ企画の成果の一つである、「雪と炎の饗宴/蔵王名物花火」が2月4日(土)に蔵王温泉スキー場、上の台ゲレンデで開催されました。
中間プレゼンから1ヶ月が経ち、チームごとに前回蔵王クランドアニマーレさんからいただいた意見・反省点を踏まえ、予算や人員等をより具体的に提案。企画ももちろん面白いものが目白押し。企画のネーミングがペットを意識したものもあり、聞いてすぐに覚えられるといったアイデアに感心しました。
芸術学部総合美術コースは、開設3年目の今年度、積極的に地域企業や団体との連携活動を授業に取り入れてきました。
今回発表される予定なのは、山形の皆さんならお馴染みの『おしどりミルクケーキ』の姉妹商品である『ミルクチップ』です。学生からの提案をベースに社内の担当者、包材メーカーさんそして学生を指導してきた教員などで調整を重ねてきました。
現在、最終調整作業が進行しており、年明け1月にも新しいパッケージによる「ミルクチップ」が県内各地の土産店などにお目見えする予定とのことです。
デザインを委託された日本製乳さんにとって、芸工大と連携することはもちろん初めて。本来ならばデザイン系の領域とストレートに連携することも考えられましたが、あえて「美術」のコースと連携することにより、より多様な発想や表現に触れることができたと評価されていました。
企画構想学科2年生が10チームに分かれ、四季を通じて楽しむことができ山形を代表する観光スポット「蔵王」において、人とペットがともに楽しめる観光プランを企画。今回は中間発表ということで、ホテル経営者の方々に大学にお越しいただき、提案に対する質疑応答や意見聴取を実施。自身の提案とクライアントの希望との差異について確認し、最終プレゼンテーションに向けて提案を仕上げていくための重要なプロセスとなります。
今日は少しだけ遠出をしてきました。



